こちら次郎 こちら次郎
本書は趣味で、実益を兼ねていない私がバイオリンの扱い方をまとめた物である。
高校生の時にもう少し上手くなりたいと思い、上手い人の真似をすることにしました。真似たのはヴァイオリニストなら誰もが知っているハイフェッツです。
理由は肩当を使ってなかったから。
音が汚すぎて少しでも良い音を探している時に肩当を外したら明らかに音が変わって、弾きにくいと感じながら縋るようにそっちの練習をしました。そこで肩当のないヴァイオリニストを探し、そこで古い白黒の動画で録音環境も出力するスピーカーもお粗末な状態で異常なくらい上手い人やなと思い調べてみました。
そこから兎にも角にも構え方を真似しました。
参考にした動画
https://www.youtube.com/watch?v=QW0jzZy70rA&list=PL5o62z4SyQsovLXRGwQs5tqb7vH4kJXYK&index=95
Contents
弓の持ち方
まず目に入ったのは三本指で持っていることでした。親指、人差し指、薬指。
親指は黒檀のエッジ部分を指の先端ではなく、伸ばして横っ腹。
人差し指は曲げて親指の横。第二関節が触れる程度に浮かせて持つ。 薬指は伸ばして背を抑える。 |
赤字にした二本が大切。
親指が伸びることで脇の自由度が変わる。人差し指が曲がることで肩から首の筋肉が緩み、音がしなる。そしてバイオリンを抑える顎が安定する。
右腕の意識だけで、肩当なしの難しさは殆どないくなった。
ヴァイオリンの抑え方
バイオリンの面があまり客席を見ておらず水平に近い。顎も引いていない。
そこで注目したのは肩。胸を張ると言うよりは胸を開いている。すると鎖骨が平らになりバイオリンが乗せやすくなる。
顎も抑え込むと逆に不安定になり、力で抑える分、音の鳴りも悪くなる。だから顎あての奥に持っていき面で捉えると力を入れずともガタガタしない。
ここでバイオリンを90%以上持ち終わっているので、左手では譜面を追うだけができる。
肌の摩擦で持っている様なものなので首への負担も少ない。
左手
勿論左手がないとバイオリンは多少下がる。しかし、弾くためにはネックに触れないといけない。その程度の力で事足りる。
ハイフェッツは親指を深く差し込んで指の可動域を広げ、手首の向きからビブラートをしやすくしている。
しかし、ここは腕や指の長さ、柔軟性に左右されやすいので自分なりでいい気がしている。
まとめ
私はこの状態を基本の構えとして扱っている。これらを真似してゆくと、習っていた時に言われた構えの基本が詰まっていると感じた。立つ姿勢、バイオリンの向き、脇を開ける等々。
誰かの真似をする事がものの理解を早めることになる。徹底して真似して合理性を体験した上で、自分に合う合わないを決めて良いとこ取りをしてい言ったら上達の力になると思う。
もう一つ上達の方法を上げるなら、気づきを文字に起こすという事
別に読み直す必要はない。(してもいいが・・・)
一度、文字で人に伝える努力をしてみる。雑でいいから伝えようと試みる事で気づきの中で大事な部分と余計な部分が鮮明になる。
することで、再現性を得て間違った方向に練習する事が減る。